こちらの記事では、彼は『これ』は復讐ではないと言ったのあらすじとネタバレをご紹介していきます。
彼は『これ』は復讐ではないと言った、この言葉の裏にある本心を解明するため、あらすじとネタバレを踏まえ、物語の真相に迫っていきます。
また、最終回の結末についても気になっている方が多いと思いますので、そちらもあわせてご紹介いたします。
ちなみに、この記事を読まれた方は、運がいいです。
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Contents
彼はこれは復讐ではないと言ったのあらすじとネタバレ
将来有望なプロ棋士を目指す少年・小嶋龍吉は高校時代の壮絶ないじめによって、その未来を奪われてしまう。
- 渡辺和馬
- 北井新一郎
- 大久保利則
- 和田数子
- 田佐中優子
- 渋根周
「全てを滅茶苦茶にした、こいつら6人だけは絶対に許さない」
社会人となった加害者たちは、何不自由なく幸せに暮らしていた。
そんな加害者を影から観察し、復讐に心を燃やす謎の覆面男が、龍吉の名前の入ったノートを手に制裁を下していく──。
以下、ネタバレを含む内容です。ご注意ください!
作品の魅力は?
この漫画のどこが魅力的なのか、見逃せないポイントとしては以下の3つです。
- 予測不可能な展開
- 巧妙な心理描写
- サスペンス要素
それぞれ詳しくご紹介していきますね。
予測不可能な展開
この漫画の魅力の一つは、なんといっても予測不可能な展開です。
例えば龍吉をいじめていた加害者の一人、渡辺和馬に制裁を加える際には、複数の女性と関係を持っていることや、会社のお金を横領していることを会社に知らしめ、絶望を与えています。
これから描かれる加害者たちにも、どのような弱みや不正を握られ、裁かれていくのか予想もつきません。
表向きには「復讐」と捉えられるであろう行動の裏に、明かされていない別の目的が隠されている可能性があります。
常にハラハラドキドキしながら、物語の続きを追いかけることになります。
巧妙な心理描写
いじめを受けた龍吉の苦しみや葛藤、龍吉を救えなかった友人の罪悪感など、登場人物の心理が巧みに描かれています。
特に読んでいてつらくなったのは、龍吉が倉庫に閉じ込められる前に涙を流し絶望するシーンです。
将棋連盟からの招集へ出向かなければ除名になってしまう、そんな大事なときにいじめの主犯・渋根周は「キミは僕たちのおもちゃ おもちゃに自由なんてないんだよ」と、倉庫の扉を閉めてしまうのです。
陰湿ないじめを受けた時の屈辱と絶望感、そして何も反撃できなかった無力感。
龍吉の感情に共感し、物語に引き込まれていきます。
サスペンス要素
謎の覆面男の正体や目的、加害者たちの反応など、サスペンス要素も満載です。
覆面男の正体が明かされていないことで「龍吉自身が受けたいじめの復讐として加害者たちに制裁を下している」というのが一般的な見方かもしれません。
しかし作者は、実は真犯人は龍吉ではないというミスリードを読者にさせたいのかもしれません。
また作中で、この復讐劇を捜査中の刑事が意味深に笑うシーンがあります。
警察という立場を利用して、覆面男に協力をしているのか、はたまた加害者側へ情報を提供しているのか、警察側の動きもまだまだ謎が多いです。
渋根周が作中で「ニュースでは流れてないが知り合いが回してくれた情報があるんだ」と言う場面があります。
憶測ですが、この「知り合い」が「刑事」なのかもしれません。
こういった要素から、最後まで目が離せない展開を楽しむことができそうです。
絵はグロい?
『彼はこれは復讐ではないと言った』は、グロテスクな描写を含む作品です。
特に、いじめシーンや復讐シーンにおいては、グロいと感じる方が多いかもしれません。
実際に私自身も漫画を読んでみてグロいと感じたのですが、その内容を2つのシーンからご紹介いたします。
いじめシーン
龍吉が同級生から受けるいじめシーンは、無慈悲に描かれています。
作中で、階段の上からレンガブロックを投げられた際、ブロックは龍吉の頬をかすめます。
一歩間違えれば死んでしまうというのに、振り返ると加害者たちはお腹を抱えて笑っています。
このシーンが本当にリアルで、いじめられた時の痛みや恐怖が伝わってきました。
殴る蹴るなどの暴力はもちろんのこと、言葉による嫌がらせもリアルに表現されており、ショッキングと感じるかもしれません。
復讐シーン
覆面男が加害者たちに復讐を実行していくシーンも、グロテスクな描写が多数含まれています。
一人目:渡辺和馬は、龍吉へのいじめを再現し殺害されます。
目にはラー油を目薬のように差され、口には土や草を大量に詰め込まれ、最後には腕や足もちぎれた状態でゴミ捨て場に捨てられていました。
二人目:北井新一郎は、自分の生徒に暴行を加えようとしていたところ、背後から現れた覆面男に斧で肩を裂かれ、最後には頭を割られてしまいます。
三人目:大久保利則は、拘束された廃病院で、落ちていたとされる注射を打たれ、覆面男を倒す幻覚を見ます。
しかし、足をナイフで刺され目を覚まし、その後4ページにわたって刺されたりしてしまいます。
以上のように、なかなかハードな内容も含まれています。
発売日は?何巻まである?
2023年7月28日より配信開始しており、10月25日には現在18巻が発売される予定です。
発売は電子書籍のみで、紙の書籍にはなっておりません。
紙媒体で読みたい方には、残念に感じるかもしれませんが、この機会に電子書籍で読んでみるのもいいのではないでしょうか。
電子書籍なら紙と違って、置き場所に困ることもないですし、なによりスマホやタブレットなどがあれば読みたい時にすぐにでも読めますよ。
最近の電子書籍は画質も非常にきれいで読みやすいため、おすすめです。
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作者は高井唯人さん
高井唯人さんの過去作品について調査したところ、下記の作品を確認することができました。
- 僕はラブソングが歌えない
- 肌色の青春
- インディーズ作品
こちらでは、作者の高井唯人さんの過去作品についてご紹介します。
僕はラブソングが歌えない
『僕はラブソングが歌えない』は、高井唯人さんの商業誌デビュー作品です。
物語は、普通の男子高校生・鈴木のクラスに「ハーレムを作りたい」という野心を持った転校生・佐藤がやってきたところから動き出していきます。
単行本は2019年2月28日に上下巻で発売していますが、現在出版社で品切れ重版未定のため、読んでみたい方は電子書店かフリマサイトなどで手に入れるしかないようです。
肌色の青春
『肌色の青春』は、amazonのKindleにて配信中の作品です。
過疎化の進むとある島での、純粋無垢な女の子6人+牙を剥く男の子1人のハーレムラブコメシリーズです。
インディーズ作品
高井唯人さんのインディーズ作品は、ジャンプルーキー!で無料で読むことができます。
2024年6月4日現在4作品が掲載されていますので、興味があればぜひ読んでみてください。
『彼はこれは復讐ではないと言った』とは全く路線が違い、ギャグが強めのライトな作品が楽しめますよ。
口コミレビュー
ここでは、実際の口コミ・感想をご紹介します。
- 展開が気になり、一気読みしてしまった
- 壮絶なイジメ。加害者は自覚なし。そして大人になってもクズ。イジメられた方は一生忘れる事はできない
- 少々グロテスクな内容もありますが、オススメしたい作品でドラマ化を期待しています
- 本当に先が気になる漫画です!続きが楽しみ〜!!
- 少しやりすぎでは?と思ったが捲る手が止まらなかった
- 主人公の勇気ある行動が大変素晴らしく今後に期待を持てる作品です
- イラストがちょっとクセがあるけどそれがまた良い
- グロいのダメな人はやめた方がいいかな
- サスペンス要素が強くて解いても面白かったです
- 復讐は無意味と言われているが世の中には恨みを晴らさなければ歩めない未来がある
参照:シーモアレビュー
彼はこれは復讐ではないと言ったの最終回の結末は?
こちらでは、現在配信されている最新17巻までの内容を踏まえ、最終回の結末を予想していきたい思います。
物語のクライマックスでは、覆面男といじめの主犯・渋根周の対決が描かれると予想します。
龍吉の長年抱えてきた怒りと葛藤をぶつける覆面男、それぞれの思惑で行動する加害者たち。
8巻では渋根周が銃を手にする場面が描かれています。
その銃は自衛のためなのか、覆面男に殺られる前に殺るためなのか──。
手に汗握る展開の中で、『彼はこれは復讐ではないと言った』というタイトルの意味が明らかになりそうです。
覆面男の正体は主人公龍吉ではない可能性がある?
この漫画で、最も謎の多い人物は覆面男です。
覆面男は作品の中で、龍吉が高校時代に棋譜や日記として記録していた「重要ノート」を持っています。
さらに、覆面男は北井新一郎を襲った際に「これは復讐ではない 仇討ちだ」と発言しています。
このことから覆面男の正体は、以下の3名の誰かではないかと予想します。
- 主人公・小嶋龍吉(別人格?)
- 龍吉の高校時代の友人・小枝北斗
- 龍吉の棋士としての実力を認めていた人物・角松棋士
まず、主人公・小嶋龍吉説ですが、いじめの被害者自身が覆面男に扮しているという可能性があります。
しかし私は、龍吉の主人格ではなく別人格が手を下しているのではないかと予想します。
そう感じた根拠として、作中で以下のシーンで違和感を感じたからです。
- 渡辺和馬に重要ノートを見られた際に「文章が変だぞ」と突っ込まれていた
- 女装趣味を明かしてくれた小枝北斗に「僕の秘密も一つ教えるよ」と言っていた
- 角松棋士が自身のノートに対し「客観的に見直せるもう一人の自分的存在、昔勝てなかった相手の真似をしている」と言っていた
龍吉の別人格が、過去のいじめによるトラウマから凶暴化し、加害者たちを裁いているのかもしれません。
次に、龍吉の高校時代の友人・小枝北斗説です。
高校時代に北斗の女装趣味を気味悪がらず受け入れてくれたのが仲の良かった龍吉でした。
高校時代にいじめられていた龍吉を見捨てた贖罪として、加害者を制裁しているのかもしれません。
また、北井新一郎が殺害された翌日、「昨日はちょっと無茶し過ぎたかな」と言っていたのも気になるところです。
最後に、龍吉の棋士としての実力を認めていた人物・角松棋士です。
角松棋士は奨励会時代に龍吉に敗北した過去を持ちます。
そして、龍吉がプロ棋士にならなかったことに対し、記者のインタビューで「許せない」と答えていたのも引っかかります。
龍吉がプロ棋士への道を絶たれてしまった理由がいじめと知り、龍吉の代わりに過去の恨みを晴らしている可能性があります。
以上、3名を覆面男の正体として予想してみましたが、ひょっとしたら覆面男は単独犯ではないのかも?と私は思っています。
まだ完結していない作品なので、結末が楽しみですね。
彼はこれは復讐ではないと言ったはどこで読める?
『彼はこれは復讐ではないと言った』は、各電子書店にて配信中ですが、最新話をいち早く読めるのは、先行配信されているコミックシーモアのみになります。
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ただし、無料で読めるのは9月26日までなので、読んでみようと思っている方は、早めにチェックしてみてください。
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まとめ
こちらの記事では、漫画『彼はこれは復讐ではないと言った』のあらすじとネタバレをご紹介しましたが、いかがでしたか?
この漫画は、壮絶ないじめと復讐という重いテーマを扱いながら、読者を最後まで惹きつけます。
復讐という手段が、必ずしも真の解決には繋がらないことを仄めかしています。
以上、【彼はこれは復讐ではないと言ったのあらすじとネタバレ!最終回の結末についても紹介】と題してお届けしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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