葬送のフリーレンに出てくる大魔法使いゼーリエは、フリーレンと同じエルフで長生きする種族なのですが、不透明な部分が多いです。
一級魔法使い試験の最後の方で、ゼーリエが魔力の揺らぎについて弟子であるレルネンとやりとりで「魔力の揺らぎ」というワードが出てきます。
そんなやりとりから、「魔力の揺らぎっていったいなんなの?」と気になりませんか?
また、ゼーリエが魔力制限している理由も本編では明かされていないため、その点についても考察していきたいと思います。
今回は、「ゼーリエの魔力の揺らぎとは?制限してる理由はなぜ?」と題してお届けいたしますので、最後までしっかりご覧になってくださいね。
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Contents
ゼーリエの魔力の揺らぎとは?
ゼーリエのいう魔力の揺らぎとは、魔力を制限する際に発生する特有の揺らぎです。
簡単に言うと、自分の大きな魔力を隠そうとするが、隠しきれずに揺らぎとなって見えてしまうのです。
ただ、レベルの高い魔法使いならその揺らぎは、相手になかなか見えないんですよね。
実際に、ゼーリエは大魔法使いということもあり、今まで自身の揺らぎを誰にも見られませんでした。
しかし、一級魔法使いの最終試験でフェルンにいとも簡単に揺らぎに気づかれてしまいます。
フェルンがゼーリエの揺らぎに気づいたのはなぜ?
フェルンがゼーリエの魔力の揺らぎに気づいたのは、フェルンが突出した才能のある魔法使いであるからでしょう。
また、普段から完璧な魔力制限をしているフリーレンの傍で冒険しているということで揺らぎに対する感覚が他人よりも研ぎ澄まされているのではないでしょうか。
ゼーリエの揺らぎが見えたということは、おそらくフリーレンの揺らぎもフェルンには見えていることは間違いありません。
ゼーリエの弟子であるレルネンが、フリーレンの揺らぎに気づいてゼーリエの揺らぎに気づいていない以上、そう考えざるを得ません。
そもそも、ゼーリエは約2000年生きてきて、今まで誰にも揺らぎを見られていないんですよね。
そんなゼーリエの揺らぎを一瞬で気づいたフェルンは末恐ろしい魔法使いということになります。
ゼーリエは魔力の揺らぎを消すことはできない?
ゼーリエは、現時点では魔力の揺らぎを消すことはできませんが、更に何年もかけて修行すれば完璧に消すことはできると思います。
ただし、そんなことはしないでしょう。
基本的には、魔力のゆらぎは消すことができないものです。
完璧に消そうとするには、100年200年の修行では足りず、1000年単位で修業しないと難しいようです。
つまり、長生きできるエルフには可能な手段であるが、何年もかけて行う修行から得られる結果は割に合わないとゼーリエは考えているはずです。
よって、「ゼーリエは魔力の揺らぎを消すことができるけどしない」という答えが一番しっくりくるかもしれません。
ちなみに、魔族は魔力制限すること自体はできますが、常に制限することはできないし制限しようともしません。
ゼーリエが魔力を制限している理由はなぜ?
ゼーリエが魔力を制限している理由は、作中では明かされていませんが、私は強いものを見極めるためだと思います。
フリーレンが魔力を制限している理由は魔族を欺くためですが、ゼーリエはそんな魔力制限しているフリーレンに対して否定的です。
完璧な魔力制限とは、生涯かけて修行して初めて得られるものであり、そんなことをするくらいなら別の鍛錬に時間を使う方が効率がいいと考えているからです。
ただし、そんな非効率な方法を全く認めていないわけではありません。
非効率が故に、フリーレンは自身よりも格上な魔王を欺き倒すことができたと考えているからです。
ゼーリエは自分自身が魔王よりも劣っているとは考えていないはずで、決してそんな選択を選ばないはずですが、魔力制限しているという矛盾。
魔力を制限することにより、その揺らぎを見破る相手が現れたら、間違いなく才能ある魔法使いだと断定できるでしょうし、そのためだけに楽しんで魔力制限をしているのではないでしょうか。
フリーレンとゼーリエの魔力制限はどちらが精度高い?
フリーレンとゼーリエの魔力制限は、ゼーリエの方が精度が高いでしょう。
フリーレンは魔力を制限するために生涯かけて研鑽を積んでいます。
100年200年という話ではなく、1000年以上魔力制限の修行を続けているのです。
そんなフリーレンの魔力制限の技術をゼーリエも高く評価しているのですが、弟子のレルネンがフリーレンの揺らぎは見えて、ゼーリエの揺らぎは見えていないという事実からも、ゼーリエの方が魔力制限の精度が高いのは明白です。
また、そもそもフリーレンは魔力制限を師匠のフレンメから教わりました。
そのフレンメはゼーリエの弟子であるため、ゼーリエから教わったということになり、そうなると魔力制限自体はゼーリエが一番最初に始めた可能性が高いでしょう。
フリーレンが魔力制限を行うずっと前から、ゼーリエは魔力制限の修行をしていたのではないでしょうか。
フリーレンはゼーリエが魔力制限していることは知っている?
フリーレンは、ゼーリエの魔力の揺らぎは見えていないが、ゼーリエが魔力制限していることは知っていると思います。
そもそも魔力の揺らぎが見えるのは特殊な才能を持った人間の魔法使いであり、実際に揺らぎが見えているのが、レルネンとフェルンといった人間の魔法使いだからです。
ただ、自分の師匠であるフレンメの更に師匠であるゼーリエが、自分よりも魔力が劣っているとは考えていないでしょう。
同じエルフで自分よりも倍以上生きていることからも、純粋に自分より倍研鑽を積んできたと考えるのが普通です。
よって、「魔力の揺らぎは見えていないが、どうせ魔力制限はしてるんでしょ」と思っているはずです。
フェルンは魔力制限している?
フェルンが魔力制限しているところは、リュグナーとの戦いで描かれています。
それも、極めてレベルの高い魔力制限となっていました。
では、なぜフェルンはそんなに高い魔力制限ができているのか?
理由としては、
- 師匠のフリーレンが生涯かけて魔力制限してる
- フリーレンと出会う前からすでにかなりの研鑽を積んでいた
ということでしょうか。
フリーレンと出会った当初、フリーレンは山の中でフェルンを探すことに苦労していました。
その際に、フリーレンの魔力探知にフェルンの魔力がほとんど引っ掛からなかったんですよね。
卓越した魔力の操作技術、つまり魔力制限がかなり優れていたということでしょう。
フリーレン自身も言っていましたが、若くしてかなりの研鑽を積んでいたということでしょう。
フリーレンと出会う前から魔力制限が優れているものが、更なる高みにいる魔法使いと出会い指導してもらえば、間違いなく上達します。
敏感な魔物にも通用したフェルンの魔力制限はかなりのものだと思います。
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まとめ
「ゼーリエの魔力の揺らぎとは?制限してる理由はなぜ?」と題してお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。
ゼーリエ、フリーレンともに魔力制限してるわけですが、理由に関しては全く違います。
ただ、二人とも揺らぎをほぼ完璧に消せているわけですが、フェルンはあっさり見破ったように、人間の魔法使いがエルフを超える日はそう遠くないのでしょうか。
ゼーリエもフリーレンも、そんな日が来ることを楽しみに待っている感じすらありますね。
葬送のフリーレンから今後も目が離せません。
コメント
フェルンはリュグナー戦のラストで明確に魔力制限してる描写がありますよ。
ハニホ様
ご指摘ありがとうございます。完全に見落としていました。
修正させていただきます。
「ちなみに、魔族は魔力を制限することはできないし、制限しようともしません。」
とありますが、魔族も隠す(制限する)ことはできるんじゃないでしょうか?
アニメ10話で、将軍バザルトを倒した子供フリーレンとフランメが、3人の魔族の追手と対峙するとき、フランメはこのように言ってます。
「おもしろいよなこいつら。直前まで魔力を完全に消して、闇討ちする気満々だったくせに、こっちが魔法使いと判るや否や堂々と姿を現しやがった。こいつらは卑怯で狡猾だが、同時にどういつもこいつもくだらねぇ魔法への誇りを持っていやがる。」
そうですね、言葉足らずで失礼しました。
魔族が魔力制限できますが、常に制限することはできないということを言いたかったのです。
わからやすく、訂正しておきます。
ご指摘ありがとうございます!